カテゴリ:おすすめの一冊( 18 )
「赤いダイヤ」
梶山季之の小説「赤いダイヤ」が出版されたのは、1962年、赤い魔物と恐れられる小豆相場に「命を張って一攫千金を狙う物語。これぞ相場師という小説。
 梶山季之は、同じ1962年に、「赤いダイヤ」よりも先に、「黒の試走車」で、経済小説という新分野を切り開き、一躍、流行作家に躍り出たのです。そして、1975年に45歳という若さで急逝するまでの短い時間に、膨大かつ多種多様な作品群を残します。
香港で盲腸になり、救急車で搬送されるが、賄賂を渡さなかったのであちこちたらい回しされ手遅れとなり殺された。
梶山が賄賂に気づけば死なずにすんだ。おそろしいところが香港、いや、中国というべきか。


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by jpn-kd | 2018-07-08 07:50 | おすすめの一冊
広島豪雨で死者発生と天気予報
広島豪雨で死者発生と天気予報
西日本に豪雨、各地で被害続出、広島は土砂崩れで大きな被害を発生させた。
26年8月豪雨、安佐南区などで77人が死亡。
広島は日本列島を分ける背骨の山稜が迫り平地が少なく、勢い山近くが開発され居住地を確保。
一旦大雨が降れば土石流が発生する。災害は忘れたころにやってくる。
昨今はNHKが時間帯を越えて集中報道、住民たちに情報を届け続ける、ここが民間放送と違うところだ。
電気が途絶えない限り、こうした報道は不安を抱える住民を励ましつづける。が、大規模な災害だと、どうしても住民が欲しい情報が届かない。
これに対応するように地域FM放送が許可になった。阪神淡路大震災が元になった。
人類は必要に迫られ幾多の文明を生み出す。
NHKを中心に天気予報を報道、衛星も駆使し正確な雨量予想も立つよういなった。
それでは天気予報の起原は?
それはクリミア戦争で英仏連合艦隊が嵐で大打撃を被った。
そこで気象庁を作る。戦争より恐ろしいのが自然災害。
それに備える必要性が天気予報を産んだ。
そえでは、
クリミア戦争とは、衰退したオスマントルコを食い物にするロシアと、ロシアの進出を嫌うイギリスやフランスとの戦い。その発端はトルコが支配するエルサレムのキリスト教の聖地管理権の問題で、カソリック(フランス)とギリシア正教(ロシア)の宗教問題が絡んでいた。元々エルサレムのキリスト教教会の管理権はフランスが持っていたが、フランス革命の混乱期にロシアに渡り、後にナポレオン3世がトルコに圧力をかけて取り戻した。
 ロシアは、聖地管理権の復活とトルコ領内のギリシア正教徒の保護を名目に、ロシア軍のトルコ領内進駐を迫った。ロシアの真意は、地中海への出口確保(南下政策)だった。トルコはロシアの要求を拒否し、イギリスやフランスはそれを支援した。
そこで嵐に遭った。
1854年の話だ。
これが大発展をみせた。
これらが書かれている本は八戸図書館にある。
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IT全史、中野明著



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by jpn-kd | 2018-07-07 09:47 | おすすめの一冊
黒の試走車
黒の試走車
梶山 季之(かじやま としゆき、1930年1月2日 - 1975年5月11日)

流行作家へ
1961年に結核を患い約3か月間の入院生活を余儀なくされるが、これを機にトップ屋をやめ本格的に小説の執筆に乗り出し、翌1962年、自動車企業間の苛烈な競争を背景にした経済小説『黒の試走車』がヒット。「企業情報小説」、「産業スパイ小説」という新分野を開拓した。多くのベストセラー小説やルポを書き、高度成長期の潮流に乗った流行作家になった。
黒の試走車
タイガー自動車は新車「パイオニア・デラックス」を発売。ところが購入者が運転中に、踏切でエンスト、車体が爆発炎上する事故が起きる。通常なら単なる車の故障事故として片付けられるはずが、購入者がタイガー自動車を告訴し、ライバル会社がこぞってこの事故を逆宣伝に利用した結果、新車の売上は急減。さらにこの新車のデザインがライバル会社に盗まれていた疑惑も浮上した上に、その疑惑を調査していた担当課長が事故で急死してしまう。ライバル会社の産業スパイ行為の可能性を察知した上層部は、主人公にそれに対抗する組織を社内で構築するように依頼し、主人公はライバル会社とあの手この手で情報の探り合いを演じることになる。


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by jpn-kd | 2018-07-07 08:57 | おすすめの一冊
八戸市立図書館蔵書 日本舞踊全集
廃棄されて困る本がこれ
1982年日本舞踊社刊行
全八巻あり
演目は五十音順に掲載され、大版で一階カウンター裏にある
この本を繰ると、舞台が眼前に浮かんでくる
舞台装置、小道具の解説
詞章に合わせての踊りの注意
言葉の解説と踊る点の心配り
さらに
その踊りの年代変遷
実に念の入った本
一部ボロになった本もあるが、ページを繰る度に三絃の音、フットライトを浴びた艶なる踊り手が立ち上がってくる
図書館に居るのを忘れるほど
かつて
八戸にも芝居小屋があり、旅の一座が芝居小屋が焼けて不慮の死
八戸も昔はこうした文化を楽しむ余裕があった
八戸には日本舞踊の大家がおられるが芝居小屋がないため、それを楽しみ親しむ場を持たない
八戸は市長に文化を支える心構えがないため、ある物をすら漫然として見るばかりで守り育てることを知らない
せっかく有る物をすら失う
失ってから気づいても死んだ母親は生き返らない
そうした男よ、市長小林は
図書館が狭いから蔵書を減らす愚かな図書館長、それを是とするノウタリンの市長では八戸の文化どころか町の衰退をも阻止できない
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by jpn-kd | 2016-07-03 07:27 | おすすめの一冊
夫婦善哉 続
2007年(平成19年)に続編(『続夫婦善哉』)の原稿が発見され、同年10月に雄松堂書店より正編・続編合わせた完全版『夫婦善哉』が刊行された。続編は別府が舞台となっている。
天才
織田作之助の小説
太宰治と同時代の作家
ヒロポンのやりすぎで死ぬ
疲労がポンと飛ぶのでヒロポン
徹夜で博打を打つ奴がうっていた
筆者小学二年生のころ盛んにうっていた大人を見た
これは覚せい剤
特攻隊にさかんに打った
気分高揚で攻撃するため
これをしきりに作ったのが大日本製薬
当時の新聞には広告が出ている
軍に納入した残余の覚せい剤を堂々と販売
時代が変り禁止薬物となった
芸人なんてのはこれをよくうったと記録にある
この覚せい剤でカネを残した奴らは大勢いる
満州で覚せい剤、つまりアヘンを製造して儲けた奴らがいた
児玉ヨシオと同じ政治ゴロだ
北朝鮮が偽札のドルを印刷し、それを行使した
これは戦争中は日本がやっていた
敵国の経済撹乱のため
それを北朝鮮が教師の日本から学んで実施
今でもアメリカは南北朝鮮は戦闘状態にあるとしている
ために韓国に兵を置き、地位協定で日本に軍隊を置いている
沖縄に一年弱居住し安保とその厄介な存在の日米地位協定を知った
時代は急速に変化し、とどまることを知らない
我々はその揺れる船の中でおろおろするばかりだ
夫婦善哉はモリシゲの映画があった
好評な作だった
その夫婦が九州の別府で店を開く
この話もよく出来ている
織田作の出世作
夫婦善哉の続
岩波書店から出た
八戸市立図書館に蔵書あり
一読をすすめる
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by jpn-kd | 2016-07-02 09:32 | おすすめの一冊
おすすめの一冊 芥川龍之介「老年」
夏目漱石の目に止まった作品
芥川の処女作
青年芥川の目に老人の老人になってしまったことへの惜別の情が見事に書き留められた
この一作で芥川は文壇へと登る
中国幻想、平安朝の今昔物語などに題材をとらずとも確かな眼力を持っていた
ところが、商売として筆をすすめると出版社の顔色を読むようになる
読者は著者の作品を読み、著者は出版社の顔色を読む
こうなると、作家の独自性は薄れ大衆に迎合する媚作家に堕す
芥川は質を落とさず読者の興味を引き続けるという、読者という妙な靄の中に追い込まれる
この人が読者ですと、限定できない見えない巨人
それを操るのか操られるのかわからないのが出版社
見えない包囲網、中国で梅毒にかかり自分の竿に人生を握られる
自分が握っていた竿が漠然とした不安を増幅させる
生きている限り人は性から離れられず、その竿が自分の運命を変える
老年になれば性欲も衰え、梅毒やエイズにも無縁となり、それなりに女の幻影とも遠ざかる
そんな老年を芥川は青年のころから憧れていたのか
鋭い感覚で江戸の昔を生き抜き開化の明治を迎えた江戸の若い衆が、年寄りになりまごつくが、やはり往時を忘れかねての独白がこの作品の骨
うまい、凄い
文壇の天才、芥川賞と現今まで、その名は消えない

芥川龍之介大全


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by jpn-kd | 2015-02-02 14:33 | おすすめの一冊
おすすめの一冊 泉鏡花「高野聖」
ドナルド・キーンが日本文学の頂点と認める鏡花
日本人より日本人らしいのがキーン
この人の「百代の過客」の見事さは頭が下がるほど
鏡花の美は日本語の持つ響き
諸作あれど、この「高野聖」の持つ現代性を表すために地図を持ち出したり、鉄道での出会った旅客との会話のように、現代を踏まえながら幽玄の世界へと山道を登りながら迷い込ませる
言葉の切れが幻想性を導き出す
日本文学史上の最高傑作がこれ
ただ一つ、この小説に欠点あり
それは真言宗の僧侶が南無阿弥陀仏を言う
これはありえない
が、瑣末なこと

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by jpn-kd | 2015-02-01 10:21 | おすすめの一冊
ギャンブル必勝法がある?
汗を垂らして稼いだカネもギャンブルで濡れ手で粟のカネも同じ
なら、働くのがバカらしい
ところが博奕のカネは、そうは簡単には儲けられない
それを、数学を使って儲けようと考えた学者がいた
その著書「無敵のギャンブル確率論」
トランプ・麻雀・パチンコ・ブラックジャックなど細かく教える
パチンコは100回回転しても当らなければ次の台に行けなど
妙な本だが、ナールホドと得心する
博奕に対する考え方が変わる本
趣味と実益を教える便利なもの
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by jpn-kd | 2015-01-28 08:31 | おすすめの一冊
おすすめの一冊 一ノ関圭 「茶箱広重」
東海道五十三次で知られる安藤広重、その名跡踏襲に絡んだ話
作家は女流
芸大の油絵出身、実に絵に品格があり、殊に目に色気がある
映画界で一番色気のある目をすることが出来たのが、長谷川一夫
芝居の巧さより色気のある日本映画界を代表する二枚目
その長谷川より色気のある目を描ける数少ない一人だ
美術史の観点から描いたこの作品は浮世絵が黒船の出現で横浜が活気付き、洋館のならぶ浮世絵を錦絵と呼称されるようになり、追いだされた二代広重は茶を輸出する業者のため、横浜で茶箱の花鳥風月を描いて渡世
その茶箱の浮世絵を手にしたゴッホは浮世絵の素晴らしさに開眼
その茶箱を譲り受けたという
ゴッホに浮世絵を開眼させたなどとは知らぬ二代広重、こののち山中商会の米国進出、起立工商を興し日本美術品を海外に売ろうとする政府
明治政府に雇われた外人技士たちの中に浮世絵に興味を持ち、それをそれぞれの出身地に送り浮世絵ブームが勃興
婦女子の浮世絵が美術品となり高値を呼ぶ、と、この一ノ関が見せた江戸から明治への移り変わりの中で、二代広重の残した赤坂桐畑雨中の図はその場に居るような臨場感を示し、雨音が胸に染入る
時代の流れに抗することは誰もできない、でも必死になって生きる
生きることは自分を表すことだと一ノ関は教える
寡作の人だが、日本美術史の一面を鋭く抉り、我々読者に美術に命を懸けた人びとを教えてもらいたいもの
驚嘆の美しい線、そして色気のある目を堪能できる秀逸な作品

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by jpn-kd | 2015-01-07 08:12 | おすすめの一冊
おすすめの一冊 水木しげる 「悪魔くん」
斬新な切り口の目的は何か、執念とはどういうものかを教える
少年が必死に唱える
「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」
我は何を人生という長い時間をかけ求めさすらうのか
未来を開く少年の出現を待ち続けるファウスト
「現世は夢になり、夢は現世になる」
待つことが人生という現実もあるという皮肉もこめた哲学書
漫画が人生を教える
漫画だから教えられるという好著
戦争に従軍し片腕だけで漫画を描き続ける水木
人生は負けない
描き続け少年に夢を与えた漫画界の偉人
なんだ、文化勲章じゃないのか
の言葉も水木らしい
人生は浮雲のようなもの
淡々と流れればいいと教える

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by jpn-kd | 2015-01-06 08:06 | おすすめの一冊


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