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カテゴリ:郷土の偉人( 6 )
知られざる記録2 3・11帰宅困難者救済 三条小と三条館
知られざる記録2 3・11帰宅困難者救済 三条小と三条館
黒い行列・快い承諾・「おいしい」の声に~怒涛の三日間~
                小関 美子(三条目町内会 民生委員
   立っていられない榻れ
 よこまち一番町店で買物をしていた。揺れ出すと、コンビニの商店棚の品物が飛び出してくるテレビの映像が脳裏をかすめた。逃げようと思いまわりを見渡すと、誰も逃げ出している人がいない。次第に揺れが大きくなったので、ためらわずに外へ逃げた。逃げ出す途中、店内の電気が消えた。まわりのお客、店員も出入り口から駐車場へ出た。そこでも、揺れはますます大きくなり、立っていられない。その場にしやがみこんだ。多くの人がしゃがんでいた。止めてある車が前後に大きく揺れている。自分の車が動いて前の車にぶつかったらどうしようと不安になった。
 揺れが収まった。「一人暮らしの人を訪問しなければ」と思った。一緒に避難していた店の人に買物かごを差し出し「買物の会計をしてください」と言うと「もう少し待ってください」。少しでも早く訪問をと気がはやり、「品物を返しておいてください」と店の人に買物かごを手渡した。
 道路は停電になり信号が消えていた。訪問した家の被害はなく、けがもなく無事だった。大きな地震にもかかわらず、地震の驚きもたいしたことがないように感じた。町内を回っていたとき、小学校前を通った。子どもたちが校庭に避難していた。ひとところに集まり、先生方が子どもたちの防寒着を両手にかかえて歩いていた。
 家に戻った。棚に置いたビンが2・3本落ちて割れている。引き出しが飛び出している。停電でテレビからの情報が得られない。買い置きの電池が足りずラジオが使えない。仙台に住む息子から無事のメールが届く(以後、連絡が取れなくなった)。大阪の息子のメールには大丈夫と返信する。青森出張中の主人からのメールには、学校の子どもたちの様子を返信する。
   黒い行列を見た
 コンビニで菓子パンを買い、歩いて学校に向かった。作業服姿の夏坂修市議会議員が学校に来ていた。いつもの姿と違うのですぐには分からなかった。話をしていると、オレンジ色の消防署職員を先頭にした行列が歩いてきた。それは「黒い行列」に見えた。約200名の一団の先頭が学校に着いた。17時36分!ふっと河目環さんの言葉が浮かんだ。
 「災害の時、河目一族が炊き出しをした」。浅水川の洪水で上長支所(現・市民センター)に避難したとき、食事がとれなかった経験もあったO食事はすぐ届かないだろうと思った。
 水道もガスも使える、三条館(自治会館のような類の施設一三条小学校から徒歩5分)には五升炊きのガス釜がある、炊き出しができる!と思った。多くの避難者がどうして三条小へ避難してきたのか、その訳には思いは至らなかった。ただ、食事には困るに違いないと確信した。
  炊き出しを呼びかける
私は、一団の到着を待たず、炊き出しの準備のために岡田道博町内会長さんの家に向かつた。事情を説明し「炊き出しをしましよう」というと、岡田さんは少し考えて「炊き出しをやろう、家に米10Kあるから持って行く」と言ってくれた。その帰途、中村理容所に寄って、奥さんの征惠さんに炊き出しの手伝いをお願いした。家に戻り、車で炊き出しの協力をお願いして歩く。三条館に近い人を選ぶ。なるべく早く炊き出しの準備に取り掛かりたかった。停電でチャイムが鳴らず、大声で呼びドアをたたく。出てきてくれた人に炊き出しを依頼すると、みんな快く承諾してくれた。
 炊き出しの準備に出かけるとき、ないよりはましだろうと家にある少しの米を持参した。
5升炊きのガス釜で、3回に分けてご飯を炊いた。梅漬けと海苔が全部のおにぎりに行き渡らないと思い、公平を期して塩をつけただけのおにぎりを作った。いつ届くか分からない八戸市からの支援物資が来るまでのつなぎになり、空腹をしのげればと考えた。
 避難者を200人と予想し、1合でおにぎり2個、5升で100個。3回ご飯を炊いて (2 5 kおにぎり300個と計算した。足りないより、残るくらいの方がいいと思った。その一方で足りるのか心配だった。
 できたおにぎりは、消防団員が運んでくれた。消防団員の方がいつの間にか、三条小学校へ運んでくれることになっていた。私の知らないところで、いろいろな大たちが動いていたのだろう。おにぎりを手渡すために、炊き出しをしている人の何人かが学校に向かった。
 炊き出しのお手伝いをお願いした人のほかに、いろいろな方が三条館に集まっていた。消防団の方、PTAの方、自主的にお手伝いに来てくれた方、二十数名が集まっていた。
 「三条目に米がないわけではないけれど、みんな玄米で保管しているから、停電で炊き出しの白米が確保できないのだ」というと、どこからか米を調達してくれた人もいた。集まった米を明日のために用意して帰宅の途についた。(最終的には、30キロ入った米袋がたくさん集まった。炊き出しで残った米は、JR関係者に融通した)。学校に寄ると、職員室のスタッフ用に毛布が足りないというので、自宅(学校から徒歩2分)から毛布と寝袋を運んだ。夜空を見上げると・・・、今まで見たことがないくらい星がきれいだった。長く見ていることができなかった。心にゆとりがなかった。
   張田町内の応援隊来る
 前日に、三条館に泊り込んだ岡田町内会長に「5時にガス釜にスイッチを入れてください」と頼んでおいたので、6時に集合しておにぎりを作り始めた。炊き上がったご飯を別の容器に移し、残り2回ご飯を炊いた。 
15升のご飯でおにぎりを作る。この日も消防団が、学校に運んでくれた。
 朝食のご飯の炊き出しが終わったので、私は食品パックにおにぎりを2個詰め、地区の要支援者でご飯に困っている人に配った。おにぎりが食べられない高齢者には、自宅に買い置きしてあった食パンを届けた。幸い、食事に困っている人はいなかった。
 昼食の準備から、隣の張田町内から6~7名が応援に来てくれた。張田町内の婦人部の人は、食器が足りないというと、どこからか調達してきてくれた。餅も調達してお雑煮を作って提供することができた。前日のおにぎりの残りが戻ってきたので、焼きおにぎりを作った。賄い用にと思ったが、匂いが誘うのか三条館にいる避難者が「それ食べていいですか?」というので「よかったらどうぞ」と一緒に食べた。「八戸駅周辺のホテルからも2日目に三条小学校に避難してきた」と後から聞いたが、それからは、おにぎりが残って戻ってくることはなかった。
 夕食の準備が早く終わったので、三条館に避難して来ている方に「夕食の用意ができましたが、まだ早いですか?」と聞くと、時計を見て「そうですね、まだ早いですね」「昨夜は暗い中で食べたので、明るいうちに食べた方がおいしいかなと思うので」「そうだね。早いけれど、頂こうか」明るいうちの早めの夕食になった。
 13日の町内の行事のために用意してあったヨーグルト・バナナを、三条館にいる方に特別に(三条小学校に避難していた方には、ごめんなさい。数が足りなかったもので)提供した。
   正法寺町内からも応援一怒涛の三日間が遇ぎた
 朝5時ころに停電が解消した。
 泊まり込んでいる岡田会長が炊いてくれたご飯でおにぎりを作った。この朝も、ガス釜で3回ご飯を炊いた。朝食の炊き出しは、正法寺町内の6~7名が担当してくれ、た。朝食の炊き出しの後、JRがバスをチャーターしたというので、避難していた人たちは徐々に三条館を跡にした。10時過ぎには避難者全員が三条館を出発したので後始末に追われた。
 昼食は、炊き出しお手伝いスタッフの慰労会用になった。
無償の善意、張田、正法寺町内のご婦人のやさしさ。
困ったときはお互いさま、の言葉があるが、この民生委員の小関美子さんも八戸の宝だ
感謝!

by jpn-kd | 2019-10-22 05:14 | 郷土の偉人
知られざる記録1 3・11帰宅困難者救済 三条小と三条館
知られざる記録1 3・11帰宅困難者救済 三条小と三条館
三条小学校が避難所として開設された経緯
                辻井信二(尻内分遣所勤務)
その時、私は、八戸消防署尻内分遣所に勤務していた。
その日は非番だった。大きな揺れの直後、すぐ分遣所に駆けつけた。
「どこに避難すればいいですか?」
 16:08-大きなバッグを持った女性が「どこに避難すればいいですか?」と消防署に訪ねてきた。聞くと、JR八戸駅周辺に多くの旅行者がいるという。
 消防車や救急車のすべての車両が出動中だったので、私は状況を把握するため隊員1名と八戸駅に走った。駅内外に旅行者があふれている。騒然とした構内で駅員に状況を確認した。「現在、駅には避難用の停車中の列車がない。自家発電の燃料が今夜中になくなってしまう。乗客には、駅から避難するよう指示している状態である。駅員だけでは対応できない。」
 外が暗くなり始め、気温が下がり始めた。避難者数が百名単位で、その中に乳幼児を連れた親、妊婦、高齢者の方を確認した。数百名単位で収容できる避難所への避難誘導が必要だと判断した。しかし、携帯電話が不通のため、隊員を伝令員として分遣所へ向かわせ、(分遣所は八戸駅から距離にして約200m)現況報告と避難誘導が必要である旨を報告させ隊員の増員を要請した。
三条小学校へ歩き始める
 16:55-出動から戻った消防車が駅に到着した。乗車していた消防隊長へ状況を報告し、「緊急避難場所」(※P30参照)として三条小学校に避難させることを確認した。
 私は、強い余震が続いている中で、駅コンコースを通って避難することは危険だと判断した。駅正面広場へ避難者を整列させ、約200名の乗客を消防隊員5名と駅員数名で「指定避難所」(※同上)である三条小学校への避難誘導を開始した。
 17:30ころ一三条小学校に到着O避難所開設がされていない。上席の教職員へ状況を話す。「現在、校長は不在です。教育委員会から避難所開設の指示もないため開設していません。」私は、これまでの状況を説明し、避難所を開設してほしい旨を伝えたところ、快く承諾してもらった。学校内に子どもたちは、ほとんどいなかったと思う。外が完全に暗くなる前に体育館へ避難者を収容することができた。
 学校と八戸市役所との電話がつながったため、避難状況の説明を求められた。担当者に、避難所を開設してもらった経緯を説明し、毛布・ストーブ・食料を要請した。「当面は市職員の派遣ができない。できることは現地(学校)で対応してください」と答えが返ってきた。教職員と、毛布やストーブ等の対応について協議した。校内にあるわずかな石油ストーブと毛布を用意する。近くの三条中学校と八戸西高校から借用できないかと、沼館教諭の乗用車に消防隊員1名を乗せてもらって向かった。三条中学校は教職員が不在で、避難所も開設されていなかった。八戸西高校には教職員が数名残っていた。状況を説明すると、ストーブや毛布、ダウンジャケットを提供してもらい、さらに軽トラックも貸してくれた。
灯りが灯った、炊き出しおにぎりが届いた。その後、三条目町内の岡田道博会長が学校を訪れ、「状況は聞きました。三条館で地域住民による炊き出しをしています。三条館にストーブを設置して開放しますので使ってください」。後着した地元の消防団員に協力してもらい、乳幼児を連れた親、体調不良者、高齢者等を優先して三条館に移動させた。
 1 9 : 10一八戸市職員数名が学校到着。避難状況、避難所開設までの経緯、近隣借用資機材等の申し送りをした。八戸消防団上長分団によって体育館に発電機と投光器が設置された。
ギャラリーに灯りがともった。
避難者から歓声があがった。
避難者の顔に安堵の表情が広がった。
三条館で作った地域住民による炊き出しおにぎりを順次避難者へ配った。
 19:35ころ一小関校長が学校に到着。避難所開設までの経緯を説明し協力をお願いした。快く承諾してくれた。八戸市からカップラーメンが届き、教職員がお湯を沸かして準備していた。避難者の岩本さんが率先して協力していたことを鮮明に覚えている。
 20:48-駅職員が「八戸駅にまだ、乗客が残っている。三条小へ避難させてほしい。」と三条小に来た。状況把握のため、隊員3名で駅に向かった。駅には約20名の避難者が残っていた。「まもなく自家発電機の燃料がなくなるため停電になる。避難させてほしい。」と駅職員。避難者に状況を説明し、三条小学校に避難することを同意したため隊員3名で各自のライトを使用してケガをしないよう注意しながら、三条小学校へ避難誘導した。
 21:00ころ一市職員の増員が10名程度になったため、働きづくめだった小関先生ら教職員と交代。また、毛布及びストーブの物資が順次到着、避難者へ配布した。
 22:28-消防隊長が三条小学校に到着。状況を確認し、「市職員に現場を引き継ぎ、帰署せよ」との指示があったため、市職員の上席者に再度、避難状況、避難所開設までの経緯、近隣からの借用資機材等の引継ぎを実施するとともに、小関校長及び岡田町内会長へお礼を伝えて消防署に戻った。
 その後、火災出動、津波浸水区域に入り、要救助者の検索にあたった。
日本人は捨てたもんじゃない
 私は、翌月の人事異動により尻内分遣所を離れることになり、お世話になった皆様に挨拶もできずにいました。今回、このような機会を与えていただきありがたく思っているところです。
 震災では悲しいことがたくさんありましたが、三条小学校での経験で思うことは「日本人はまだまだ捨てたもんじやない!」の感慨の一言です。ここに避難した方々も心から感謝していると思います。震災後、自主防災組織が全国で結成されてきています。しかし、ここの地域には、自主防災組織に求められている「共助」の精神がありました。
 小関先生を筆頭に教職員の皆様、温かい炊き出しや三条館を提供してくださった地域住民の皆様、避難者リーダーの岩本さん、避難誘導や灯りをともしてくれた地域消防団の皆様、本当にありがとうございました。
八戸市に立派な男あり。消防マン。その名を辻井信二という。


by jpn-kd | 2019-10-21 14:05 | 郷土の偉人
八戸偉人 書道指導者ろう学校教諭の西里俊文さん再放送あり
八戸偉人 書道指導者ろう学校教諭の西里俊文さん再放送あり
はっち館長三浦氏、仕事熱心。まちにわでNHKと交渉し放映できぬかと相談
返事が来て再放送を教えていただいた。
小川 真 様
 八戸ポータルミュージアム 三浦順哉
平素より当館・マチニワをご利用いただき誠にありがとうございます。
ご提案をいただきましたNHK「目撃!にっぽん 筆走れ 心のままに」について、
HNK青森放送局に問い合わせたところ情報提供があり、全国向けに再放送が予定されているそうです。
11月1日(金)14:05~14:40 総合テレビ(発達障害キャンペーン内)
当日は「はちのへ菊まつり」でマチニワ・ステージ使用のため、
大型ビジョンは使用できませんが、ポータルミュージアム内のいずかれの場所で放映いたします。


by jpn-kd | 2019-10-16 22:05 | 郷土の偉人
八戸市の宝、西里俊文さん・障がい者書道教室主宰
八戸市の宝、西里俊文さん・障がい者書道教室主宰
NHKが見せた、八戸市の宝を、こんな人がおられたのだ。
目撃!にっぽん「筆走れ 心のままに」
2019年10月6日(日) 午前6:10~午前6:45(35分)
番組内容
青森県八戸市、味わい深い作品を次々と生み出す書道教室がある。通うのは多くが障害のある人々。技術より書への気持ちを大切にする先生と、夢中で書に励む仲間たちの物語。
紙をもはみ出す力強い文字。踊るような筆づかい。心の内を表現したユニークな言葉。青森県八戸市で20年続く書道教室。障害も個性も様々な34人の会員が通う。ボランティアで指導するのは、ろう学校教諭の西里俊文さん。技術以上に大切にしてきたのは、書きたい気持ちだ。会員それぞれと雑談を重ね、言葉を引き出し、気持を乗せて書けるようにサポートする。誰にも真似できない、味わい豊かな書が生まれる教室にカメラを据えた。
また、いい字を書かれる人が多い。
なかでも若死にをした知的障害の関野さん、この人の書展をショッピングセンターラピアで開催。関野さんの母邦代さんと、書道教室の西里俊文代表が企画
このTVで関野さんの姉が、あえてよかったと書かれた書をみながら、本当に弟と会えてよかったと落涙。伝わってきた涙の裏側。
人は生きてるだけで、誰かの役に立つ。
また、この西里先生は魂に呼びかけていた。肉体的にはいくつかの問題を抱える人たちの魂に訴えかけておられた。
八戸市には教員が大勢おられる、現職も退職者も、それら先生はこの西里さんのように魂に訴えかけてきた。
そうした教師たちを大勢見させてもらい、八戸には人的資源の多さを痛感。が、それが生かされていない。
八戸内24公民館、ここに退職教員の居場所を作り、この人たちの魂を見据える能力を最大限発揮させれば、八戸は大きく変わるだろう。一人ひとりの個性を見出し、内面から引き出す。西里先生の個性を伸ばし、魂をのぞき込む、その姿に心を鷲掴みにされた。
いい、映像だった。

by jpn-kd | 2019-10-06 08:44 | 郷土の偉人
劇団やませが11月20日(水)小中野の木村書店を公演1
劇団やませが11月20日(水)小中野の木村書店を公演1
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この劇団は八戸が産んだ小寺先生の遺産、この故小寺先生は県立八戸北高校教師、卒業生が思い思いに劇団結成、その一つがやませ。
「演劇のまち八戸」とも言われた八戸市。が、なかなかそれが見えてこない。第二図書館勉強室の無目的無用の長物「はっち」で演劇をたまに見かける。
八戸という町はプロデユーサーを持たぬ。
ために、ちぐはぐなパッチワーク模様を見せ、ために中心商店街は死んだ。
殺したのは八戸市役所。駐車場を無料化すれば、まだ、片肺飛行も出来たが、愚脳市長を戴けば凋落、没落甚だしい。
そもそも、八戸人はことなかれ主義、寄らば大樹思想が己が町を悪くした。
ところが、この劇団やませは我慢強いというか、意地っ張り、稽古場を自前で持ち、その電灯料を捻出できずに、稽古のない期間は通電拒否。つまり、電気を止めている有様。
八戸は文化果つる所と言われるが、カネにもならぬも、自分たちのやりたいことをやる精神を持つ人物たちが居られる。
ここに地獄の三丁目を見てきた死に損ない爺ィは感激をする。
人生はタダの一度、長いものには巻かれろで頭を下げて通るも一生、毅然として武士は食わねど高楊枝で、己が信念を貫くも一生、どちらも悪くない。
人生は楽しみ方だ。
今回やませの公演主人公は木村靄村(あいそん)、煙い、靄った、霧にまぎれるなど、ぼんやりした言葉あり。階上の農家に生まれた木村、たまたま投稿した朝日新聞の歌壇で島木赤彦に誉められる。これに有頂天になり短歌にのめる。
人間はこれが大事だ。アララギという短歌の一派、斎藤茂吉が首魁、これが赤字、それを支え続けたのが島木赤彦、赤字を支え続け人生をおえる。
人生劇場の言葉あり、まさに、人間の生涯はドラマであり劇場なのだ。
島木に誉められた木村は牧歌的な短歌を詠む。この人のもとに幾多の八戸人が集まった。
ここに、また、人間模様が生まれる。
書店に木村がどう取り組んだのかが不明だが、小中野に店を開く。それが営々として今日まで続く。昨今は書店員がPOPを書き本の紹介、これが時折新聞やTVで紹介され、ふーん、木村書店も頑張ってると得心。
書店は文化の発信地、本屋に行けば今がかいまみれる。
ことに新書が面白い。
劇団やませは芝居で木村書店を見せる。靄村に焦点をあてたが八戸の若者たちに想像力をかき立てたのが現店主を務める田中女史。
この人の一代記が面白い。折りがあれば綴ってみたい。
やませの公演は11月20日(水)昼・夜の二回、切符代は2千円、皆で見て赤字を解消させ、やる気と根気を持続させてやろうよ。


by jpn-kd | 2019-09-19 04:51 | 郷土の偉人
郷土の偉人、西有 穆山生誕200年は再来年、大法輪閣が出版
郷土の偉人、西有 穆山生誕200年は再来年、大法輪閣が出版
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湊小学校の校長を務めた伊藤勝司氏、西有に魅せられ、この人物を追求、そして「西有 穆山という生き方」をまとめられた。
伊藤氏の偉大な点は自分の研究を上梓すべく、大法輪閣という出版者社に持ち込み原稿。ここは仏教界の文藝春秋。
ここから本を出せるのは珍なる出来事だ。
出版社が惚れ込んだ。この原稿は世に出すべきだと、出版に至った。
地方小学校の元校長、その人を虜にし定年退職後の時間を全て注ぎ込んだ西有とはどんな人物なのか、是非とも皆さんに知っていただきたい。
廃仏毀釈の時代、寺の山門前に鳥居を置け、明治天皇を頂点にし、神道がその上にあるという天地が逆さになったような津波のなか、若き西有たちが動いた。曹洞宗という宗門に限らず、仏教界が大揺れに揺れた時代。
この変革の波に逆らい、各宗派から続々と英才が集まる。
にしあり ぼくざん・笹本万吉は文政4年八戸に生まれ、明治維新の激動の中、仏教は新しい時代にこうあるべきだと尽力。
人々に親しまれる仏教はと曹洞宗の英知を集め、新しい経典を編纂、僧侶の読経が聞く者の心を捕らえるものにすべく、道元禅師の『正法眼蔵』から文言を抜き出し新たな経をつくるべきと若手に提唱、そして出来上がったのが「修証義」。
時代に負ければ仏教が滅びる、絶望は全てを無にし、希望は全てを産む種。
人は置かれた境遇境涯の中で生きる。
負ければダメ、現在は不正解だと、正解を求める努力を藤田氏は西有を通じて我々に問いかける。
生誕200年に向け西有顕彰会の会長駒井庄三郎氏ら市民に広める事業を検討中。

by jpn-kd | 2019-01-23 07:07 | 郷土の偉人


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