し抜きの松虫が公民館の使命・八戸市公民館めぐり8
江陽公民館、新築なり外観、内部も広くて明るい。田邊隆館長は元小学校教員、公民館の売りは何ですか?
「はい、わくわくドキドキの公民館です」
▲「うん? 何ですかどきどきとは?」
差し出された公民館だより、そこには人と人、仲間と仲間、仕事と役割、今日と明日をつなぐ公民館、その下に、好奇心のアンテナ拡げ、わくわく、ドキドキし、たくさん笑って健康長寿とある。
うーん、まさにこれ!
館長が教員だけに、子どもの講座あり。
ミニキャンドル作り、親子陶芸教室、子どもキッチン、夏休み工作、ミニ水族館、子ども卓球教室。
公民館とは楽しいところだよと知らせる。母親と共に通ううち、自分一人でも顔を出す。
お爺さん、お婆さんたちと顔なじみになる。地域内の人の動静を知り、通学路での挨拶、子どもも地域力の重要な宝。
かつて、明治小の校長がこれに気づき、登下校のたびに独居老人宅玄関の青灯に気を配る。町内会が青灯を設置、異常を知らせ光っているのを登校時に目撃したら、学校に、下校時は親に告げよと指導。
校長が言う、子どもも地域の人的資源。名言だ。
この公民館には社交ダンスクラブが二つある。坂本京子、沼口典司講師、競技ダンスで優秀な成績を獲得した名講師だ。
特筆はお誕生会。
独居老人、高齢者を招いて「お誕生会」、うん、これ重要な鍵。
誰も誕生会など催してくれないのが、高齢者だ。まして、独居じゃどうしようもないが、館長は言われる。地域で地域の喜びの種を撒く、そして、それに同調してくださる方々が、独居老人宅を訪ね、車で一緒に来館。
▲館長、保育園は毎月お誕生会、一緒にやるのはどうですか?
筆者のアイデアではない、ほっとサロンで実施していたのを見ただけだ。
でも、館長の琴線に触れたらしく、うーん、それもありですね。
わくわくドキドキ公民館、気づかなかった。こういう提案もあり。
地域の公民館、わくわくドキドキ胸キュンかな。