八戸市無縁仏年間33体、西霊園保管庫に4
エンディングノート配布は増えている
東京都狛江市、神奈川県厚木市、埼玉県鶴ヶ島市、埼玉県北本市、愛知県豊川市、滋賀県守山市、大阪府堺市南区、府中市、鎌倉市、茅ヶ崎市、渋川市、越谷市、栃木市、横浜市磯子区、杵築市志木市、愛知県半田市、広島県、宮崎県宮崎市、鹿児島県垂水市、長野県須坂市、茨城県筑西市、長野県小布施町、高山村、栃木県足利市、徳島海陽町、府中市などが配布しています。
これを生活保護課は受給者に配布し、管理をすれば無縁塚に入れる数は減少する。
年間13体の独居老人の孤独死を防ぐには地域包括センターの力を得なければならない。
八戸市は高齢福祉課がノート配布はしないと決定。生活保護課が独自に推進する必要あり。
現在西霊園保管庫に
は160体の引き取り手のない骨がある。
昭和57年までは江陽の高明寺が火葬場を持ち、引き取り手のない骨を無縁塚に葬った。57年以降は市営火葬場が出来、高明寺が行った葬儀をしなくなった。
葬儀には二つの意味あり、一つは死者への供養、もう一つが死者との告別。
市営火葬場になり、僧侶による供養が欠落し、生ゴミのように焼かれ告別だけが残った。身よりのない生活保護者、独居老人はエンディングノートがないので、何処に連絡したらいいか判らず、生活保護課員が一人、葬儀の執行を見届ける。
供養も告別もない。
これは人間の尊厳を無視している。せめて僧侶の供養だけはしてやろう。
そのためにNPO法人沙羅双樹の会を立ち上げた。年間生活保護者葬儀60体、独居老人、行旅人死亡13体、合計73体。
折角立ち上げたNPO法人沙羅双樹の会が執行した葬儀は1件。
死者を供養し今生は生活に苦労されたが、来世は元気で活躍し、人のお世話にならぬよう、人のお世話をするように、そして報いを求めぬようと力強く送り出してやる義務が生きている者にはある。