救急車の死亡事故 宮城 気仙沼市長が謝罪
2018年12月28日 19時41分
27日、宮城県内の三陸自動車道で救急搬送中の救急車がトラックに追突し、救急車に付き添いで乗っていた女性が死亡し、5人がけがをした事故を受けて、消防本部を運営する宮城県気仙沼市の市長が記者会見し、「亡くなられた方とご家族に深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
27日午後、宮城県登米市の三陸自動車道で、救急搬送中の救急車が道を譲ろうと左側に寄っていたトラックに追突し、救急車に付き添いで乗っていた50代の女性が死亡し、搬送中だった男性など合わせて5人がけがをしました。
救急車は気仙沼市と南三陸町が運営する消防本部に所属していて、警察が事故の原因を詳しく調べています。
この事故を受けて28日、気仙沼市の菅原市長が記者会見し「亡くなられた方とご家族に深くおわび申し上げます。市民の生命身体を守る救急隊が事故を起こし、あわせておわび申し上げます」と謝罪しました。
そのうえで、遺族と面会し、「このような被害者を二度と出さないでほしい」と求められたことを明らかにしました。
消防などの聞き取りに対して、救急車を運転していた消防隊員は「事故当時のことはよく覚えていない」と話しているということです。
消防本部は今後、関係者に聞き取りを行い、再発防止策をまとめることにしています。