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孤独死撲滅、本当に可能なのだろうか 1 ヤクルトレディが気づいた孤独死、防止できないかと自費で独居老人宅へヤクルトを届けた。 これが大輪の花を開きヤクルトは表彰を受けた。1991年、経済広報センターから「優秀企業広報特別賞」、1994年「ボランティア功労賞」として厚生大臣表彰。 それでは孤独死が撲滅できたか? NHKは孤独死を無縁死ととらえ報道した。 二〇一〇年一月三十一日、NHKスペシャル「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~」として放送された。家族や地域、会社でつながりが薄れるなかで起きている「働き盛りのひきこもり」や「児童放置」、「呼び寄せ高齢者」などの問題を、NHKのニュース番組、「ニュースウォッチ9」や「おはよう日本」のシリーズで伝えた。視聴者からも反響があり、意外なことにネット上には三十代、四十代の比較的若い世代からも、「私も無縁死するかも」という数多くの書き込みがあった。 その後の七月下旬、NHK放送センター二階の報道局に新たなニュースが飛び込んできた。 「東京・足立区で都内最高齢の男性、百十一歳のミイラ化した遺体が見つかった」 警視庁担当のキャップからの“消えた高齢者”の一報だった。 この事件を契機に全国で三百五十人にのぼる高齢者の所在不明が相次いで発覚。親の死後も家族が年金を不正に受け取り続けているケースも多かった。警視庁担当を始め、社会部や首都圏担当の記者やディレクターらと取材班を再結成、総がかりで取材を進めた。 “家族がいるのに高齢者が所在不明になってしまう” “介護が必要な高齢者と仕事のない息子が親子そろって社会から孤立してしまう” より深刻な現実が浮かび上がってきた。 「無縁社会」 それは戦後六十五年が過ぎ、高度成長やバブルの時代を経て、成熟社会を迎えたといわれるいまの日本で、まさに現実に起きていることである。さらに日本社会は二十年後、ひとりで暮らす単身世帯が全世帯の四〇%近くに達する時代を迎えるという。 「無縁社会」を乗り越えていくことは、実に複雑に問題が絡み合っていて容易なことではない。地縁や血縁、社縁で固く結ばれていたかつての社会に戻れば良いのか? それとも新たなつながりをつくる方法があるのか 続
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