|
助け合いの輪を広げたい
NPO法人沙羅双樹の会(八戸市) 高齢者世帯見守り、葬儀代行、無償食材仲介フードバンク 高齢者世帯の見守りや、市民農園の利用者と連携したフードバンク事業などを通して、誰もが助け合える地域づくりを目指す八戸市のNF0法人「沙羅双樹の会」。3月の設立以降、1人暮らしの高齢者や生活困窮者の相談に応じて必要な支援に取り組んでおり、6月には葬儀の代行も初めて手掛けた。小川雷太理事長は「助け合いを通じて地域住民同士の交流を図り、支援の輪を拡げたい」と話し、今後は支援する側とされる側の橋渡し役として活動の幅を広げていく構えだ。 NPOは高齢者の1人暮らし世帯の増加に伴って孤独死が増えたり、家庭の事情で十分に食事ができない子どもがいたりすることを踏まえ、同市出身で真言宗の僧侶として関東.地方で修行を積んだ小川理事長が中心になり設立した。 小川理事長は、市内で町内会の加入率が低下するなど地域住民のつながりが希薄になっている現状を危惧し、同白銀地区で活動を始めた。当初から取り組む高齢者の見守りは町内会、民生委員と連携しながら1人暮らしの高齢者世帯を個別に訪問して熱中症予防などを呼び掛け、異変があったら関係機関に通報するのが役割だ。 フードバンク事業では、福祉施設や子ども食堂などへ、同市尻内町にある市民農園の利用者から無償提供される野菜を届けるパイプ役を担う。提供を受けた側から「生活の助けになる」と感謝されたほか,農園利用者からは「地域の役に立ててうれしい」との声も挙がっており、“助け合いの輪”の拡大に向けて手応えを感じてきているという。 こうした実績から市の依頼で、身よりのない70代女性の葬儀の代行を引き受けた。小川理事長は「誰にも悲しまれずに火葬されるのはつらいこと。しっかりと送り出してあげたかった」と振り返る。 今は限られた範囲内の活動にとどまるが、今後関係機関や企業など多くの支援者に協力を呼び掛け、地域活性化につながることも視野に入れており、スタッフの一人は「各方面と連携しながら、手を差し伸べるモデル事業にしたい」意義を強調する。 「誰もが気軽に相談できるNPOを目指す。将来に不安を感じている人や困っている人がいたら、悩まずに相談してほしい」と小川理事長。支援の申し出も呼び掛けている。 問い合わせは、NPO法人沙羅双樹の会=電話(0178 (45) 3344=へ
|
|
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
メルマガ-まぐまぐ
カテゴリ
タグ
以前の記事
|
| 記事ランキング
検索
楽天
その他のジャンル
画像一覧
|
|