<富山市議会>補選実施へ 新たに自民会派1人辞職願提出へ
毎日新聞 9月14日(水)19時42分配信
◇欠員が計7人に 政務活動費不正疑惑
富山市議会(定数40)を巡る政務活動費の不正請求問題で、新たに自民会派(7月時点で28人)の浅名長在エ門市議(65)が14日、領収書偽造による不正を取材に対し認め、議員辞職する意向を明らかにした。既に自民系3人が辞職し民進系2人が辞職願を提出しており、浅名市議が辞職すれば、富山県議に転出した1人を含めて市議会は欠員7となり、補欠選挙が行われる。21日の市議会本会議で辞職が正式決定する。政務活動費の不正を巡る議会の補選は極めて異例。
浅名市議によると、一昨年と昨年に計2回、市政報告会の茶菓子代と偽って計約4万6000円を会派に不正請求した。白紙領収書は、普段から利用している食料品店からもらって自宅で保管していたもので、金額などは家族に書いてもらったという。浅名市議は「金額の多寡は問題ではない。市民の信頼を裏切ったので辞職する」と述べた。
14日は民進系会派の民政クラブ(4人)の幹事長、針山常喜(70)と会派会長の高田一郎(69)の両市議も辞職願を議長に出した。2人は2013~15年度、領収書に数字を書き加えたり白紙領収書を偽造したりし、広報誌の印刷代などとして計1292万円を不正請求し約1180万円を得たと説明した。また09年と13年の市議選では、会派の口座にプールしていた不正取得金を選挙資金に充てたという。今も針山市議の口座には500万円以上、高田市議の口座には400万~500万円が残っているという。
一方、不正を認めた自民会派前会長の中川勇氏(69)=既に辞職=と谷口寿一市議(53)について、市民団体は15日、詐欺容疑で県警に告発する。
市選挙管理委員会によると、補選は市議会が辞職を認めた翌日から50日以内に行われる。選挙には約1億円の費用がかかる見込みのうえ、来年4月には任期満了による市議選もある。市民からは「不正に税金を受け取っていたうえに補選でさらに金がかかることに、全く納得がいかない」と怒りの声が上がっている。【大東祐紀、久野洋、竹田迅岐、古川宗】
市議の政務活動費の額は少ない、それでもこうした詐欺が行われている。
県議の政務活動費にこそ疑惑満タンだ。
この問題を沖縄県議会、鹿児島と調べたがいずれも黒。
青森県議も調べるべきだが、腰を据えてやらなければならない。
当然、ホテルなどの経費がかかる。八戸市と青森市、近いようでも遠い。
年金暮らしの筆者にはちょいと難しい。青森市内の年金暮らしがやれる立場におられる。
全国の年金暮らしが立ち上がれば、この政務活動費の不正使用は根絶できる。