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占領軍政下にあることは日本の法律にしばられない
生き残った人びとは新たな価値観が必要になった
たばこは専売制、これが敗戦で沖縄には存在しなくなった
専売事業所に勤務していた56名のうち22名は戦病死、たばこ小売人は千名、耕作者450人が従事
戦前は葉たばこは本土に送られ、製品が卸され沖縄で小売人に渡されていた
ところが専売ではなくなり、葉たばこを刻んで販売するようになった
昭和21年2月、戦勝国からなる「極東委員会」がワシントンで開催され日本占領の最高機関となった
GHQは琉球諸島を政治・行政上から完全分離したが、これは米国政府の公式意図ではなく、軍の単独行為であったが押し切られた
沖縄は米軍が占領する基地であり、アメリカの施政権は及ばない
つまり言葉を英語にする教育面からの改革はしない
米軍は土地は必要とするが、島民は面倒な存在でしかなかった
21年4月から沖縄人による中央政府が設置されたが住民管理の代行機関でしかなかった
本土では経済再建のために石炭・鉄鋼などの基礎産業に力を入れ傾斜生産方式をとり、再興への道すじを立てた
沖縄にはそうした風は吹かなかった
本島だけでは物資不足で補うためには貿易が必要だと軍に訴えても株式会社の組織も認可が必要であった
離島は戦災の被害がなかった
離島との物資輸送も認められず闇取引が横行した
これは管理する側の物言いで、生きていくためには何でもしなければならない
人類最古の商売が売春
次が密貿易だ
日本とドイツを滅ぼした戦勝国の間での駆け引きが開始となる
戦勝国間での世界制覇だ
昭和22年から冷戦が開始となり、沖縄の地に変化がみられた
本土決戦の橋頭堡でしかなかった沖縄が共産主義への防波堤の重要基地となった
沖縄の基地保有と拡張が米政府の認めるところとなり、単に軍政下におかれたのではなくなった
ここに重要な転換がある
沖縄に対してガリオア資金援助が行われることになった
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