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阪神大震災から10年を機に始まった全国でも珍しい防災教育のコンテスト「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)=毎日新聞社、兵庫県、ひょうご震災記念21世紀研究機構主催=が今年度も開かれます。
今年も全国各地から応募があり、多彩な活動成果が寄せられており、特に今年は東日本大震災で、防災教育の意義が見直される中、東北の被災地と各地をつなぐ学校間の交流の動きも盛んになっているそうです。
東日本大震災の被災地の中高生が今秋、相次いで修学旅行で西日本を訪れており、体験を語り継ぐ活動にもつながっています。
「世界中からたくさんの支援を受けた私たちができるのは、経験したことを広く伝えること。私たちのメッセージを受け止めて」。体育館であった交流会で、代表で釜石東中の川崎杏樹(あき)さんと金野(こんの)葵さんが話し始めた。地震が起き、海のそばにある校舎から福祉施設に避難したが、崖崩れの危険があったためさらに高台にある介護事業所を目指したことや、津波が来た瞬間の様子を、写真を紹介しながら生々しく証言、上町中の生徒は真剣な表情で聴き入った。
2人はさらに続けた。「想定外の巨大津波から逃げることができたのは、普段の取り組みがあったから。特別なことをしたのではなく、普段の小さなことを続けてきた結果」。生徒らは隣接する小学校と合同避難訓練を続け、地域で防災のボランティアをするなどさまざまなことに取り組んできた。2人は福祉施設で崖崩れの危険を指摘したのが近くの高齢者だったことにも触れ、「知恵をくれ、守ってくれるお年寄りを大切にしなければ」とも訴えた。
「ぼうさい甲子園」ではこの震災に関連した活動についての特別賞を設けるとのこと。東北の被災地の学校の取り組みや、被災地とつながる遠方の学校・グループの活動などが対象。表彰式・発表会の前後などに被災地の学校と、近畿圏の学校などによる交流の場を設けることも検討しているそうです。
この、
釜石東中学の生徒の話を気象庁がDVDを作成し、全国の小中学校へ配布
津波時の避難を呼びかけた
それでは、どうして釜石東中学の生徒が、高台避難ができたのか
それには、平時に防災教育を熱心に説く指導者がいたからだ
それが、前述した群馬大の片田教授だ
世の中、偶然はたしかにある
が、それに備えることも、必ずできるはず
そのできることが何なのかを探り、それを定着するのが、防災対策
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