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消防が普通救命講座を開設する
3時間の講習で一通りの救命法をマスター
終了証を交付する
その終了証に神戸市は名前をつけた
「市民救命士」と
ここに、神戸市の智恵があった。
17年前の直下型・阪神淡路大地震を経験
1995(平成7年)1月17日午前5時46分
払暁にもかかわらず出火
原因は家屋倒壊によるガス管破裂
それに着火し全焼家屋7036
消防はこれに時間をとられた
サイレンを吹鳴し現場目指す
途中で、家屋倒壊による救出を求める市民を発見
大手をふり、消防車の進行を阻止
家族が家具にはさまれて救出できない
助けてくれ
消防士一人が、その家族とともに倒壊現場へ
消防車は、現場へ急いだ
消防士が倒壊現場で救出を急ぐも、レスキュー道具を持たない
人力だけで、倒壊家屋の中を探す
救出、さらに、消防士の袖をひっぱり、違う現場に誘導する市民
その現場で、同じような救出
が、今度は屋根、梁の透間すらない
ジャッキが必要と、探しに歩くと
「逃げるのか、消防!」と怒号
家族が生きるか死ぬかの瀬戸際
逃げるわけではないが、人力で倒壊家屋の屋根は持ち上がらない
消防士の心の疵となった
災害時に公的援助は無力に等しい
消防は火災事に対応し、救助・救護には手が回らない
火災は更なる被害を増幅する
先ず、消防は火災に対して行動
これは正しい行為だ
この大災害で市民が倒壊家屋から救出した人命は2万7千人
災害時の地域住民の力が、ここに発揮された
神戸市消防は、ここに着目し、普通救命講座終了証に名前をつけた
「市民救命士」と
神戸市人口154万4千人
そのうち40万人が「市民救命士」の資格を持つ
その数、25・9%にのぼる
地域防災組織、この鍵になるのが、この「市民救命士」だ
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