八戸の消防団についての考察2
八戸中心市街地に消防屯所があり、それは江戸の昔から同一場所にある
町火消しは町内で金を出し合い、消防を組織
この機能は、延焼をくいとめること
火を消すことは二の次
大体、煙の上がったのを見て、徒歩で火事現場へ到着し、消火栓、消防車もない状態ではなしえることは限定的
これが、改良されるのは消火栓のない時代では、貯水装置を利用した腕用ポンプの登場
明治10(1877)年の国産化による
これを全国的装備とするべく、消防組規則改正、明治27年(1894)
屯所を設け、火の見やぐらを装備し、町火消しから消防組へと変わった
昭和22(1947)年消防組織法で市町村の管轄となる
これが自治消防のはじまり
そこには、消防本部・消防署・消防団を設置しろと規定
屯所の火の見やぐらは、建築物の高層化にともない、無用の長物、より高い消防署の望楼警戒となり、さらに、電話回線の普及により、望楼も廃止
高層化は次第にエスカレートし、エレベーターなしでは上層階へ行けないほどになり、各階層の部屋も建築材の進歩にともない、密閉性をもつようになった
新建材の登場で、燃焼した場合には有害物質を出すなど、高度の知識が必要となった
また、密閉された部屋での火災は内部を燃やしつくし、ドアを開けるたとたんに、急激な酸素を供給し、爆発的に燃え上がるバックドラフトと呼ばれる状態を招くことになる
こうした、現代建築への消火活動は、消防団の装備では鎮火は不可能
ボンベを背に、面包を装備した常備消防ですら、日頃の鍛錬でも消火活動は危険をともなう
訓練もない消防団にみてくれだけの消防車を用意しても、実働はできず、むしろ現代火災には役に立たないどころか、消防団員による二次災害が発生する
火災には初期の対応が重要で、発火から五分が鎮火の重要な時間となる
昨今の火災警報器設置の義務付けで、八戸管内では六割程度が装備
また、各家庭に消火器設置で、この初期消火への対応は、格段に改善されつつある
また、家自体も不燃性の建材使用の法制化で、燃えにくい、また、飛び火を受けにくい構造になってきている
こうした、ことから、昭和22年当時の発想で消防団を消火活動に貢献させるより、火災予防、要援護者への災害時救護活動へと、方向を変える時期がきている
消防団は日常業務に従事しながら、消火活動・消防活動にたずさわるのが基本理念である
しかしながら、会社員に災害時に出動せよ、勤務時間に消火活動に参加せよというのは、不可能でしかない
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by jpn-kd | 2012-03-27 09:11
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