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正しく語り伝えよう西有穆山
わずか百年、鳳林寺が宝竜寺と誤伝
西有が二十三で住職となった新宿区牛込の鳳林寺
永禄元年(1558)、江戸牛込に開創
大正3年(1914年)に杉並に移転させられた。
西有穆山の足跡を尋ねに東西線の早稲田で下車
七軒寺町は片側一車線の渋滞路
そこに、宝竜寺坂の道しるべ
昔、ここは七軒寺町とよばれた云々
ほうりんじが土民につたわるうちに、ほうりゅうじとなった
寺は百年前になくなった
名こそながれて尚聞こえけり
が、形骸がないために、ほうりゅうだかほうりんだか
八戸でも西有穆山を知らない世代が多い
足跡を正しく伝えるには伝道者が必要
これに気づいた男あり
その名を伊藤カツジ
元湊小学校長
西有穆山を伝えたいと八戸市教育委員会にボランティア登録
ところが、要請はゼロ
公民館から年に一、二度の要請のあるのみ
十年後に西有穆山生誕二百年
伊藤氏はそれを記念し、幻の書籍といわれる西有の著作を一冊の本に上梓するべく、研鑽中
待望の書だ
たかが、百年で新宿区土民は宝竜寺坂
それを新宿区役所は糾そうともせず、間違った道しるべ
伊藤氏あり、八戸はいまだ滅びず
氏の志を、その灯火を、若手が、力づよく受け継げ
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