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冷却機能が失われ深刻な事態となっている福島第一原子力発電所では、地震のあと止まっていた外部からの電源の一部がきょうにも使えるようになる見込みです。
東京電力では、いまの緊急事態を収拾するいわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の復旧に全力をあげることにしています。
福島第一原子力発電所では、原子炉や核燃料を保管するプールの水を冷やす機能が失われ、このままの状態が続くと、放射性物質が大量に漏れ出すおそれがあり深刻な事態が続いています。
きのうからきょう未明にかけても放水作業が行われましたが、こうした対策だけで失われた冷却機能を回復することはできません。
このため東京電力は、地震のあと止まっていた外部からの電源を使えるようにしようと、近くまできている電気を直接、発電所に引き込むための作業を本格化させています。
このうち、1号機と2号機では、東北電力の送電線から電気を受けるため、けさまでに発電所内にケーブルを引き込む作業を終える予定できょうにも電気が流せる状態になる見通しです。
一方、3号機と4号機は本来、発電所から外に電気を送り出す電線を利用して逆に電気を受ける予定で、きょうは、4号機の変圧器とケーブルをつないで電気を流せる状態にすることを目指すとしています。
ただ、外部電源が復旧しても多くの機器が津波で海水につかっているため、機器の確認や交換などが必要で、すぐには電気を流すことはできないということで、本格的に使えるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
東京電力ではいまの緊急事態を収拾するいわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の復旧に全力をあげることにしています。
03月19日 08時04分
NHK福島
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