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幼く父を亡くし、父の友人であった黒田如水に引き取られ家臣として仕え、数多くの軍功を挙げ、重臣の一人に数えられた。如水の子長政と仲が悪く如水死後、又兵衛は一家揃って黒田家を出奔。しかもこの時、長政は又兵衛に対して奉公構えををしたため、全国の大名から召し出しがかかったが、都度、長政に仕官を邪魔され、家族共長い浪人生活を余儀なくされ零落。
慶長19年大阪冬の陣で家康から誘われるも、又兵衛はこれを拒絶。元和元年夏の陣で、三千の兵を率い出陣、伊達軍との乱戦中、片倉景綱率いる鉄砲隊に銃撃され腰を撃たれ歩行不能、部下に介錯を命じて自刃。他説では又兵衛は大宇陀(現 奈良県宇陀市大宇陀区)の地で余生を送ったとも。桜はその家屋敷跡にある。
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