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平成十一年からの日水コンへの発注総額は四億四千六百万円。コンサルタント業務でも巨額に上る。このうち随意契約が七件、合計一億三百万円になる。
何で随意契約になるかは、前にも記したが、特段の理由もなく、なんとなく前にも発注したから程度。何でこの随意契約を問題視しているかというと、この日水コンに利益を供与しているからだ。
通常、工事などの発注は管財契約課がこれを行う。彼らは毎日、この発注業務だけをするべく机にしがみついている。契約にあたっては、各課からあがってくる工事や設計委託の契約金額をいくらにするかを検討する。勿論、それには算式があり、それを当てはめていくのだが、ここに問題もある。
通常、各課が計算する金額は、県土整備などが公表する単価から人工などを積算。これだけでは誰もが設計金額をはじきだせる。すると、土建屋や日水コンなどのコンサルタントは、ほぼ同一価格を入札してくる。
指名入札、競争入札にかかわらず、大体同一金額になるが、ここに管財契約課が考えたミソがある。工事契約ではなく、日水コンの設計委託についてのみ考えると、最低が65%から最高で80%までの中で契約するようにという、最低入札価格というものが設定されている。
以前、教育委員会が鮫神楽の収録を入札。そのときサウンドクリエイトが、設計金額の算定に役人に加担しながら、それを落札できなかった。最高額の80%より一万円下を入れてダメ。最低入札価格以下になったからだ。
つまり、入札価格=A×設計金額で、変数Aがこの時は80%だった。これを若干でも上回れば最低価格の枠を免れた。
業者としては何とか入札したい。ところが、この変数Aがあるため、なかなか落札できない仕組みになっている。この委託契約の計算は比較的容易だが、工事契約は少々難しい。この解明は後にして、日水コンが随意契約で利益を挙げたことを告げる。入札には縛りがあるが、随意契約は野放しになっている。つまり、日水コンに二割以上の利益を供与した。これは不当な金を支出し八戸市に損害をかけたため、監査請求の対象になる。
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