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弱者救済実践報告4八戸セメントにお灸
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聞かぬうちはまだしものこと、聞いたからには、武士と生まれた悲しさは、狭い道を拡げて通るが、おのが稼業、庶民の難儀を救うため八戸セメントにお灸だ。
 八戸セメントは元は日の出セメント、大館村はこの固定資産税で潤い、最後まで八戸市に合併しなかった。それが今は曲折を経て住友大阪セメントの傘下。
 このセメント会社は近隣に迷惑をかけた。それは県の所有する自転車遊歩道への侵入阻止。俗にセメント通りと呼ばれる狭い道はバス通りでもあり、近隣の者の生活道路。歩道もなく自転車はひやひやもの。なんたって八戸セメントには青森、岩手県境に発覚して自殺した源信の捨てた産廃が山、これを持ち込んでくるためダンプが毎日、うんざりするほど来る。
 このダンプが産廃を八戸セメントに運びこむため縦列渋滞だ。それが塩入橋近くの八戸セメントの道路。ここを自転車が通行する、釣りを楽しむ車が邪魔だと侵入禁止にした。これが問題だ。
 近隣住民に八戸セメントは迷惑をかけている。それは高い煙突のための電波障害。さらに、不法投棄の産廃を焼却のための煙害、付近住民の健康悪化だ。四日市ゼンソク、イタイイタイ病など皆企業公害だ。
 さらに、この道路閉鎖だ。市会議員に相談したが仕方ナカベで終りだと、怒った、住民がそこで、「日本救護団」に相談だ。聞かぬうちはまだしものこと、聞いたからには、武士と生まれた悲しさは、狭い道を拡げて通るが、おのが稼業、庶民の難儀を救うためと立ち上がった。
 自転車乗りのバアサンたちの言うのには、セメント通りはワカンネ、バスやダンプに轢かれそうに何度もなったジャ。閉鎖したので遊歩道に降りる道が欲しい、塩入橋近くから降りるようにして欲しいが、急な坂道じゃ新井田川におちるからゆるやかな道が欲しい。
 そこで八戸市役所の道路維持課長に電話をした。この課長は誠実を絵に描いたような人、出来るものは努力する、ダメなときはここまで努力したが、結句かないませんでしたと淡々。それでいいのだ、住民のため汗を流し、叶えば頂上、叶わずとも現状で精一杯努力する、その姿を見せてもらっただけでも喜びだ。
 管轄が県のため、県と協議してみますの返事。後日、県は設計図を引き見せると回答があり、付近住民代表にその旨を伝達して、はた、と気付いた。
 こうした民間との交渉は「日本救護団」は直接はしない。挙句、相手の主張とぶつかり、喧嘩になるのは間違いない。もとより狭い道を拡げて通るが己が稼業だけに、喧嘩でも出入りでも望むところだが、交渉事の上策は相手が困るを頂上とする。
 困る最大要因は、命を失うこと、企業生命と置き換えてもいい。二番は金だ。人生で一番大事は命、二番が金、三番は酒とか女とか個々人の好みで変わるが、一番二番は古来より変動しない。
 八戸セメントを攻めんとするには、金で困らせればいい。それは金品をねだる? それは恐喝だ。そんなことはしない、もっと合法的にだヨ。読者諸君、ここで、先を読まず考えてみろ。「日本救護団」と諸君とどちらが頭がいいか勝負だ。
 答えはこうして導いた。金を損させる。損は税金を重くさせればいい、税負担増は固定資産、道路は固定資産税を免れている。なら、道路を閉鎖したことで道路の機能を放棄した。それなら通常資産となり、道路部分の固定資産課税が発生する。
 そこで18日に資産税課で確認。間違いが無いとなり、道路維持課長がその旨を県に連絡。通常通り、道路として欲しければ、遊歩道侵入の柵を撤去せよ。それが嫌なら課税だ。
 これが頭脳の喧嘩だ。喧嘩は相手が嫌がることをするのを上策とする。サア、どうだ、「日本救護団」と喧嘩して勝てる自信のある八戸セメントの人はどうぞ、おいでください。いつでもお相手いたします。
 付近住民代表に連絡した。これで、塩入から遊歩道で柳町まで自転車で行ける。交通安全、快適安心だ。庶民の難儀を救うのは「日本救護団」だけだろう。市会議員なんてのは尻込みするばかりヨ。
昨日の「日本救護団」入団は五名。
by jpn-kd | 2009-05-20 08:12
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