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鬼平犯科帳7-2 隠居金七百両
登場人物
1長谷川辰蔵
2阿部弥太郎
3お順
4笹やの亭主 次郎助
5奈良山の与市
6長谷川平蔵
7佐嶋忠介

場面割
1場 目白台長谷川平蔵私邸
2場 雑司が谷鬼子母神
3場 高田馬場姿見橋
4場 雑司が谷鬼子母神 笹や
5場 高田馬場姿見橋
6場 雑司が谷鬼子母神 笹や
7場 高田馬場姿見橋
8場 役宅
9場 雑司が谷鬼子母神

この話は二つの鍵
ひとつは盗人が引退後の金を溜め込む、それを信頼した配下に預ける
預けられた手下の盗人は、自分の金でもないのに、それを隠す
この盗人手下に娘がいて、長いこと他人に預けていた
それを引き取るが、どう扱っていいのかわからない
親子が親子の情をかわせない、自分の子なのに、子でなきがよう
その娘が誘拐され、隠し金を出せ、それともなければ娘を殺すと脅される
おれの娘なら殺されてくれ、と、言うのだから、肚が座っているというのか……
自分のものでもない金、自分の娘も自分のものではない
その親が死んで、養い親のもとに長谷川平蔵の倅、辰蔵が送り届けると、娘は嬉々として、養い親に抱きつく
自分の居場所とは、親子とは、金とは、幾つもの投げかけのある話
by jpn-kd | 2012-02-26 09:55
鬼平犯科帳のおもしろさ
これは、一にも二にも人物の配しかた
長谷川平蔵という、恐い存在の特別機動捜査隊長
この人物が、下情に通じるばかりか、昔を知る彦十、お熊により、旧悪が露顕
この、二人が鬼平犯科帳の重要な鍵
二人の会話に、下町の人情がにじみ出る
池波は浅草・聖天町の育ち
証券会社に勤務し、その世界のさまざまな人物をみる
それが、後年、小説家になって役立ったという
どんな、世界でも見聞したことを、こやしにできなければ生きてきた意味がない
この、彦十、お熊の会話から、池波の心のなかを探ってみる
巻4 夜鷹殺し
長谷川平蔵は、本所・二つ目橋にある軍鶏なべ屋{五鉄}へ、密偵・相模の彦十を、ひそかによびつけた。
彦十は、このとき五十六歳。むかしから本所に巣食っていた香具師あがりの無頼者で、まだ{銕三郎}を名のっていた若き日の平蔵も、この彦十と共に、ずいぶんと悪さをしてのけたものなのである。
それより二十余年を経たいま、{火付盗賊改メ}の長官となった平蔵の密偵としてはたらいているのも、
「銕つぁんの旦那え。長生きはしてえものだ。こんなおもしれえことになるのでごぜえやすから、世の中もおつなもので」
と、彦十。むやみにうれしがっているのであった。
「ま、ゆっくりのめ」
{五鉄}の小座敷に待っていた彦十へ、熱い酒をあたえつつ、
「夜鷹殺しのうわさ。爺つぁんも知っていような?」
「知るも知らねえも……」
と、彦十が盃を叩きつけるように置いて、
「近ごろ、こんなに腹が立つこたあ、ござんせんよ。ねえ、旦那。夜鷹も将軍さまも……」
「同じ人間だからな」
「さすがに銕つぁんの旦那だ。ねえ、夜鷹を殺した野郎には御詮議がねえのですかい。そ、そんなべらぼうがあってたまるかい」
「ま、彦や。怒るなよ、怒るなよ」
「旦那が町奉行なら、こいつ、ただじゃおかねえところだ。ね、そうでがしょう」
「だからよ、爺つぁん……」
と、平蔵。にやりと笑って、
「おれとお前とで、かたをつけてやろうあじゃねえか」
「てへっ……ほ、ほんとうなので?」
平蔵が、片眼をつぶって見せ、
「むかしにもどってなあ」
「ありがてえ。かたじけねえ」
彦十は、感激の極みに達したようである。
平蔵もまた、こやつと酒をのんでいると、年甲斐もなく、若いころの自分になってしまい、ことばづかいまでむかしにもどってしまうのが、われながらふしぎであった。
「この間、入谷の庚申堂で殺されていた、おつねという女は、わっしもよく知っていたので……」
「なに……では、本所の者かえ?」
「四つ目の裏町に住んでいたのでごぜえやすよ。長患いで腰も立たねえ亭主と、子供をひとり抱えてねえ」
「で、その亭主と子供は?」
「それがさ……」
「どうした?」
「昨日の朝、死んでおりやした」
「なんだと……」
「小さな子供の首をしめて、最後に亭主野郎、てめえのくびをくくりましたよ。夜鷹の女房に先立たれて、行く先まっ暗になったのでごぜえましょう。いやはや、ひでえもので……」
「そいつは、知らなかった……」
小窓の外に、音もなく雨が降り出していた。軍鶏なべが、煮つまっている。
酒も冷えた。
だが、二人とも長い間、凝と、うごかなかった。
by jpn-kd | 2012-02-18 08:51
鬼平犯科帳7-1 雨乞い庄右衛門
登場人物
1お照
2伊太郎
3眼鏡師・半兵衛
4雨乞い庄右衛門
5勘行の定七
6駒沢の市之助
7岸井左馬之助
8長谷川平蔵
9伊三次
10小房の粂八

場割
1場 浅草・安部川町称念寺裏 一軒屋
2場 小田原・宮の前旅籠伊豆屋又六
3場 平塚・旅籠大和屋九兵衛
4場 河崎・六郷の渡し場
5場 役宅
6場 深川・小松町 眼鏡師・半兵衛宅前
7場 役宅

武士に二言はないを地で行った話
長谷川平蔵の旧るくからの友・岸井左馬之助が小田原の道場を訪ねての帰り、平塚の旅籠で人殺しをしそうになるのを見つけ、殺される寸前に心臓病みの爺を助命
これが大盗賊、その隠し金を奪わんとする仲間割れ事件
これを、解決した褒美に金をくれようとする長谷川平蔵に、金はいらん、欲しい物がある
父の形見の品は困る
では、と、長谷川平蔵の愛用の和泉守国貞二尺三寸五分の刀が欲しい
長谷川平蔵、たしかに亡父の形見の品ではない
武士に二言なし
「よ、よし。仕方もないことだ」
取り出した国貞を、うらめしげに渡す
「こなたの殿さま。泣き出しそうな顔をしてござる」
久栄が、笑い出した
月の明るい庭に、虫が鳴きしきっている
by jpn-kd | 2012-02-17 09:26
鬼平犯科帳6-7 のっそり医者
登場人物
1与力・加藤半十郎
2およし
3久栄
4萩原宗順
5長谷川平蔵
6澤田小平次
7落合の儀十
8土田万蔵
9小房の粂八

場割
1場 役宅
2場 小網町・萩原宗順宅
3場 役宅
4場 深川・仙台堀
5場 役宅
6場 深川・入船町 材木置場裏の家
7場 役宅
8場 小網町・萩原宗順宅
9場 役宅

池波の脂の乗った時期、この巻6はオール読物に昭和46年1月号から7月号までに掲載された。池波御年58歳、67歳で没するから、この後9年間を突っ走った
そして、世間に鬼平犯科帳の名を金字塔として刻まれた
国民の書とも言える鬼平犯科帳
そのなかでも、この6巻が凄い
どこから切っても、人情を語らせたら、池波の右に出る者のなき作品ばかり
これも、侍の敵討ちの話ではあるも、若くして親に死に別れた十六娘、およしへの周囲の温かい目
池波はこれをお持ちだった
まだ、鬼平犯科帳を読んだことのない方は、是非とも、この6巻をお読みいただきたい
池波の真髄がここにこそある
by jpn-kd | 2012-02-15 08:44
鬼平犯科帳6-6 盗賊人相書
登場人物
1木村忠吾
2石田竹仙
3下女およし
4五郎蔵
5遠州無宿熊治郎
6長谷川平蔵

場割
1場 深川・北森下 石田竹仙
2場 役宅
3場 深川・北森下 石田竹仙
4場 竹河岸 一杯酒屋やま市
5場 役宅
6場 深川・北森下 石田竹仙
7場 役宅

モンタージュ写真のないころ、人相書きは文字が主流
ところが、これを池波は絵師に書かせるという
モンタージュは仏語で組み合わせのこと
人相書きばかりを指さない
最初の絵を見せる
中年男
次に同じような年齢の女
次に子供
すると、見た側は夫婦・子供と連想
これは勝手な想像だが、これを巧みに使うのが映画
役者はもともと単独
それを夫役・女房役・子供役と配役を決めて、脚本にあわせて制作者がわりふる
脚本にあわせて口をぱくぱく
映画とは?
の問いに、枠であると言った監督がいた。
見る者に枠の中を覗かせる
それが、あたかも動くように見えて、物語が進行
ここが、小説と大きく違う
by jpn-kd | 2012-02-14 08:21
鬼平犯科帳6-5 大川の隠居
登場人物
1長谷川平蔵
2久栄
3左馬之助
4小房の粂八
5浜崎の友蔵・今は船頭友五郎
6佐島忠介
7木村忠吾

場割
1場 役宅
2場 思案橋・船宿加賀や
3場 大川川面
4場 思案橋・船宿加賀や
5場 大川川面
6場 役宅
7場 大川川面
8場 役宅
9場 大川川面
10場 浅草・今戸船宿嶋や

鬼平犯科帳でもこの第6編に秀作が揃う
おまさが昔の男、二代目狐火と再会し、盗人稼業から足を洗い、共に上方で暮らす6-4
続いてが、この大川の隠居
この話は盗賊のおとぎ話に似て、何度読んでもニヤリとさせられる、鬼平犯科帳135作でも一番の出来。
嵐寛寿郎にやらせたい役柄
時代は妙なもので、映画化するとなると、その時々の役者を使わざるをえない
で、間に合わせの配役となる
鬼平犯科帳では、年寄りが重要な役割を演ずる
相模の彦十、この友五郎、舟形の宗平、茶店笹やの女主人・お熊
なかでも、相模の彦十を長谷川平蔵はこよなく愛する
昔なじみの男、池波は旧交を粗末に扱わない人
作中人物に仮託し、作者は心中を吐露する
木村忠吾も同様に池波は愛する
武術はからっきしだが、その怠惰な所をもよしとする
人間完璧はないよ、いろいろあってしかるべしとの慈愛の眼
池波の視線の温かさの中で、登場人物がさまざまに行動
牧歌的な作品が、これ
鬼平犯科帳の極めつけ
by jpn-kd | 2012-02-13 08:06
鬼平犯科帳6-4 狐火
登場人物
1おまさ
2瀬戸川の源七
3相模の彦十
4長谷川平蔵
5二代目狐火勇五郎
6勇五郎の弟文吉
7お静の子・お久

場割
1場 中川・新宿の渡し
2場 役宅
3場 市ヶ谷八幡境内・料理茶屋万屋
4場 役宅
5場 本所・四つ目裏長屋 彦十宅
6場 中川・新宿の渡し
7場 中川・新宿の渡しの対岸・亀有側
8場 中川・新宿の渡し
9場 綾瀬川 狐火の隠れ家

鬼平犯科帳の面白さは元悪党・盗賊を密偵として自在にあやつる点にある
ここが、他の捕物帳と違う
取締側、捕らえられる側、その両面から物語をつくるところに、鬼平犯科帳の醍醐味がある
密偵が男ばかりでは潤いがないと、池波が生み出したのが、元盗賊の鶴の忠助の娘
これが、長谷川平蔵に思慕を抱く少女
成人させ、長谷川平蔵のもとで密偵として働くといわしめる
ここが、池波の凄さ
このおまさに池波は肩入れをしそうだが、存外冷静に、おまさを見る
その筆致が、実に巧み
このおまさが登場しなければ、存外、乾いた悪漢小説になったことだろうが、おまさが登場することで輝きが出た
それも、この狐火に凝縮される
相模の彦十、この男なしに、鬼平犯科帳は始まらない
長谷川平蔵と昔なじみ、おまさとも彦十は馴染みだ
その、彦十がおまさを裏切り、長谷川平蔵に忠節をつくすのが、この巻
その会話が三人の情を現す
「すまねえ、すまねえ、いやもう、まったく、まあちゃんにはすまねえことをしてしまったよう」
と、相模の彦十が泪さえうかべて、平蔵にかきくどいている。
「彦よ。お前のしたことは間ちがってはいないのだよ」
やさしく、なぐさめた。
「どうにもあらあ、何度もあぶねえところを助けてもらったお前さんに、そむけなかったのでござんすよ、長谷川さまよう」
「わかった、わかった……」
「そのかわり、まあちゃんを裏切っちまったよう」
「よし、よし」
「て、銕つぁん……」
いきなり、彦十が平蔵の若き日の名を呼び、平蔵の胸倉をつかまぬばかりの血相となって、
「いあやさ、長谷川さまよ。事のなりゆきがどうなろうと、今度は、まあちゃんの顔をたててくれねえじゃ、このおれが、おさまりませんぜ」
と、いいはなった。
長谷川平蔵は、彦十の老顔をぬらしている泪を手ぬぐいでふいてやり、苦笑まじりに、こういった。
「彦よ。むかしむかしの本所の銕のころから、このおれのすることに、お前、一度でも愛想がつきたことがあったかえ、どうだ」
長谷川平蔵、男でござる
池波は胸をはっていいたかった
実にうまい台詞まわしだ
by jpn-kd | 2012-02-12 07:49
鬼平犯科帳6-3 剣客
登場人物
1長谷川平蔵
2木村忠吾
3澤田小平次
4足袋つくり留吉
5石坂太四郎
6おまさ
7相模の彦十
8三次郎

場割
1場 深川・清澄町界隈
2場 千住大橋・南詰め
3場 役宅
4場 深川・松平屋敷近く
5場 役宅
6場 千住大橋・南詰め 川面
7場 深川・清澄町 松尾喜兵衛宅
8場 本所・五鉄

武士の表看板、剣術の話
強ければ強いで敵を持つ、弱ければ弱いであなどられる
その強い奴の話
殺したはずの男が、出たとなると、その真偽をたしかめずにはおられぬ
小細工ではあるが、重要な鍵
by jpn-kd | 2012-02-11 08:13
鬼平犯科帳6-2 猫じゃらしの女
登場人物
1伊三次
2およね
3小房の粂八
4船頭政吉
5長谷川平蔵
6経師屋卯之吉
7伊勢野の甚右衛門

場割
1場 提灯店・けころのみよしや
2場 役宅
3場 新鳥越四丁目荒物屋
4場 提灯店・けころのみよしや
5場 新鳥越四丁目荒物屋
6場 役宅

鬼平犯科帳の面白い点は、悪漢小説である
取締る側を描いていながら、実は悪漢が活き活きと活躍
それぞれの価値観をもち、悪党の論理を展開
この悪党の論理展開には、悪党でなければわからない点がある
そこで、池波は悪漢を密偵として使うという秀逸な手を編み出した
これで、密偵たちの活躍が、手にとるように展開される
悪漢小説の面白い点は、欲望を満足するために、一瀉千里に走ることにつきる
思いついたら、必ずやるという話の展開に快感を得る
役人のように、愚図愚図考えたが、結句やらないというのではない
思い込み、計画を立て、ぬかりがないことを見定めれば走る
犯罪の面白いのは、一気に走りこむことにある
それが、滅亡への道であろうがなかろうが、結果論を恐れない
そこに、ちまちました人生をだらだら送る庶民と違ういさぎよさがある
ここにこそ、悪漢小説の存在がある
その、裏をかくのが長谷川平蔵
追うもの、追われるものの必死さが、池波の小説の根源
この編の中心人物・伊三次、後に殺されるのだが、実に、今を生きている
だれしも、必ず訪れる死、それを怖れるのでもなく、ただひたすら、真剣に生きる
それが、庶民なのだ
by jpn-kd | 2012-02-10 08:47
鬼平犯科帳6-1 礼金二百両
登場人物
1長谷川平蔵
2佐島忠介
3山本伊助
4又太郎(山本伊助・甥)
5小房の粂八
6横田大学
7谷善左衛門

場割
1場 長谷川平蔵目白私邸
2場 役宅
3場 愛宕下・横田大学邸
4場 白金・今里村 あれ寺
5場 愛宕下・横田大学邸

20年前の恨みが事件の根底
この手の話は、もう一編あり
武家社会の膿みのようなものに、池波は焦点をあてた
また、めずらしく、長谷川平蔵の財布のやりくりにも眼を向けさせ、その経済を救済する役に、旗本の金をつぎこむ
それが、長谷川平蔵の美学に抵触するらしく、池波は冒頭・掉尾(とうび・ちょうびとも・物事や文章の終)に言い訳がましく述べさせる
また、ここがいいところなのだ
武士は食わねど高楊枝ではすまない
何事にも金の世の中、が、そればかりではないと、池波はこんな言葉を鬼平犯科帳で使う
現代は人情蔑視の時代であるから、人間という生きものは情智ともにそなわってこそ人となるべきことを忘れかけている。情の裏打ちなくしては智性おのずから鈍磨することに気づかなくなってきつつあるが、約二百年前のそのころは、この一事、あらためて筆舌にのぼせるまでもなく、上流下流それぞれの生活環境において生き生きと、しかもさりげなく実践されていたものなのである。
これは、
密偵小房の粂八は出生が不明、同様な赤子を長谷川平蔵が引き取って育てていることを知った粂八が感激する。
小房の粂八は、両親の顔を知らぬ。
雪ぶかい山村の、小さな家に、彼が「おん婆」とよんだ老婆と共に暮らしていたことだけは、はっきりとおぼえている。次の印象は、この「おん婆」と共に、ながいながい旅をしているときの空腹と疲労と、さらに、「おん婆」が夕闇の街道に打ち倒れ、ぴくりともうごかなくなってしまったときのことだ。
「わっしが、五つか、六つごろのことだと思いますよ。その、「おん婆」は、どうも、わっしの本当の祖母のような気がするのでございますがねえ」
と、粂八は長谷川平蔵に洩らしたことがある。
そのときの自分の泣き声だけはおぼえているのだが、その後のことは模糊としている。
行き倒れた「おん婆」に取りすがって泣きわめいていた彼をだれかが、どこかへ連れていったことだけはたしかで、以後は粂八、転々として諸方をわたり歩いた。
「中には親切な人もいたのでございましょうが、とにかく物心ついてからは、もう売りとばされて経めぐり歩いたもので……」
結句、大坂を根拠とする見世物芸人。山鳥銀太夫一座で、粂八は少年ながら綱渡りの芸を見せていたという。
「両親の顔もしらねえということは、人間の生活の中に何ひとつ無えということで……それからのわっしが悪の道へふみこんで行った経緯についちゃあ、いちいち申しあげるまでもござんすまい」
平蔵にこうのべた粂八は、それだけに、長谷川平蔵が盗賊夫婦(助次郎・おふじ)の子に生まれて孤児となった赤子のお順を事もなげに養女としたことを知るや、ひどく感激してしまったらしい。
こうした、挿話が鬼平犯科帳には、いたるところにちりばめられている
by jpn-kd | 2012-02-09 08:18


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