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鬼平犯科帳のファンは多く、ブログを開設しておられるかたも散見
おのおの趣向をこらし、さまざまな角度から、鬼平犯科帳を分析
池波没後21年、いまだに多くの読者の心をゆさぶり続ける
人間の力はすばらしいものだ
世の中はやる気のある者に開かれる
池波氏は戦後は東京都の職員、それが脚本に応募、長谷川伸に認められ芝居の世界に、さらに、長谷川に励まされ文学の世界に
精神的には辛いが男子の本懐を味わえるとの、言葉どおりに池波は文学職人さながらに締切りをたがえることなく、書きに書いた
池波の狙いは月刊誌の巻末小説、一世風靡の岩手県の偉人、野村胡堂の銭形平次のようなものをと、鬼平犯科帳を書き出された
期待通りの成果をあげ、文春を儲けさせることになり、日本人の多くの血を沸かせた
全国に散らばる鬼平犯科帳の読者
しかし、江戸の町の地理がわからないと、楽しみも半減
その一助にならないだろうかと、江戸の町をうろうろ
東京23区、練馬、世田谷、江戸川、葛飾、太田、中野、杉並などは江戸に含まれない
町家はせまく、大名、旗本などが大部分の地を占めた
そんな江戸を写真を駆使し、地方の人々にも江戸の町並み、風俗を伝えられるように奮闘
さて、この唖の十蔵の主題は、警吏と賊の女との情交
昨今も被疑者の妻と警官が情を通じたと非難・糾弾される
江戸の昔も同様
十蔵は長谷川平蔵の部下で同心、与力の下
与力は十騎、同心は三十人が配属になる
与力が警部で、同心は警官と思えばいい
捕物には小者が出る
つまり逮捕の瞬間だ
ここまで持ち込むまでの苦労を池波がさまざまな手段方法をこうじて、手を変え品を替えて読者に見せる
長谷川平蔵が剣戟を見せるところに、ハラハラどきどきが隠され、チャンバラをしても死なない英雄、危ないところに友人の岸井左馬之助が助けに来るなど、映画さながらの仕掛もある
警吏である同心・与力は御家人、将軍に拝謁できる者はお目見えで高禄、お目見え以下は微禄で将軍参加の儀式にも出られぬ
世の中万事金次第、十蔵の家は貧乏で、妻を商家から貰い、溜まった借財を持参金で整理、それゆえ、女房殿の気位は軒昂、組屋敷(団地)でも十蔵の居場所は狭いと、池波の人物分けは微細なところにまで届く
江東橋西詰め、右が京葉道路、橋の下は親水公園、昔は横に流れる川ということから横川
隅田川に縦に流れる川を竪川、このほか、南割下水、北割下水がある
本所・深川は水郷であった
交番の先が、長谷川平蔵が昔、本所の銕つぁん、入江町の銕とよばれたと鬼平犯科帳にある
が、実在の長谷川平蔵の居宅は深川の菊川町にあった
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