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福島第一原子力発電所3号機を冷却するため、自衛隊は18日午後に続いて夜にも、消防車を使った2回目の放水を行えるよう準備を進めています。
一方、東京消防庁では、離れた場所にある水源からホースで水をくみ上げ、長時間放水し続けることができる態勢を整えようとしていて、現場で準備を急いでいます。福島第一原子力発電所3号機を冷却するため、自衛隊は各地の航空基地から集めた特殊な消防車6台を使って18日午後2時前からおよそ40分間、放水作業を行いました。
6台は、きのうと同じように1台ずつ、3号機の近くまで前進して放水しこれに続いて、東京電力の協力会社の社員が在日アメリカ軍から借りた消防車1台を使って、放水を行ったということです。
放水した量は、この7回であわせて50トンで、防衛省によりますと、水は3号機の建屋のなかまで届いているということです。
自衛隊はこの作業に続いて今夜、消防車を使った2回目の放水を行えるよう現在準備を進めています。一方、防衛省によりますと、東京消防庁の消防車も18日午後5時頃、福島県内の拠点から、福島第一原子力発電所へ向けて出発しました。
東京消防庁では、離れた場所にある水源からホースで水をくみ上げ、長時間放水し続けることができる態勢を整えようとしていて、放水のための準備を急いでいます。
東京消防庁の隊員たちは現在、消防車の外に出てホースを接続する作業を行っていますが、現場周辺の放射線の影響をおさえるため、数人ずつ20分ごとに交代しながら作業を続けているということです。
自衛隊は、東京消防庁の作業の進展状況を見ながら、今夜2回目の放水を実施するかどうか最終的に判断することにしています。
NHK福島
03月18日 20時04分
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