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報道配信会社からの買い原稿だが、富山で生活保護を受けた男性を新潟の日本歯科大学に献体した。本人の同意は勿論なかった。
生活保護は恥だの精神が、年寄りには多い。国の間違った倫理観が浸透しているからだ。体の具合が悪い、連れ合いが突然死した、孫子が寄り付かないなど、悩みは千も万もある。その千万の悩み一つひとつを解くのが「日本救護団」の仕事だ。
市内二千八百の生活保護受給者、これらの人々は不当に市役所から差別を受けている。役人の態度が横柄だ。車に乗るなといわれた。鮨を食ってると地域住民から投書があったと、いちいち、呼び出して事情を聴取する。
生活保護者が車に乗ってはいけないとは法には書いていない。生活保護法の前の呼び名は「日本救護法」だった。だから、我々の団体は「日本救護団」という。人々に人間らしく生活していただくために、人間としての最低の尊厳を守るために努力するのが「日本救護団」の使命だ。
生活保護者が鮨を食っているなどを知るのは地域住民。これは江戸時代の八分だ。村八分という。残りの二分は火事と葬式だ。部落内で火事が起きれば、総出で鎮火にあたる。類焼のおそれがあるからだ。
もう一つが葬式だ。葬式には人々が香典を持ち寄る。土葬以外は火葬の際に、火付け役に金を渡すしきたりだ。これを隠坊主、おんぼうと呼ぶ。これの手間は現金となっている。だから、八分の人間にも香典を持ち寄る、これも生活の知恵だ。コロリの流行病だと、焼かないと村中に疫病が蔓延する。だから、焼くのサ。厄介防ぎがこれだ。
それは江戸の話だ。が、現今もそれほどの差はない。時代は良くなったのか、悪くなったのか? 悪い時代を少しでも良くするため、「日本救護団」は生活保護者の結束を呼びかける。我々にも生きる権利があるんだと。
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